花粉対策にアロマセラピーの方法

花粉症の対策の一つに、香り成分を用いたアロマセラピーによる方法がありま
す。

アロマセラピーとは芳香植物から抽出した精油を活用して心身の健康を保つ療法
です。
現在では、その香りや癒し効果にとどまらず、健康面でも幅広く活用されていま
す。

花粉症の患者に処方される薬は副作用の出るものが多く、副作用が患者の生活に
支障をきたす場合も少なくありません。
副作用の少ないアロマセラピーは、最近多くの医療機関で取入れられてきました。

アロマセラピーの精油はアロマショップなどで手軽に手に入り、誰もが自ら取り
扱うことができる点も魅力の一つです。しかし、精油は年齢や症状によって使え
るものや量が違ったりと、薬と同等の機能をもつため、安易に使わず、慎重に取
り扱うことが大切です。

ですから、高齢者や乳幼児、妊産婦などの使用にあたっては医師やアロマセラピスト
に相談の上で行うようにします。

アロマセラピーによる花粉症対策として、次のような方法があります。

目がかゆい時、精油をつくる際にできるフローラルウォーターでシップします。

＜鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどの症状＞
・粘膜の炎症を緩和するユーカリラジアタの精油をティッシュ等に落として吸入し
　ます。
・ティートリー、カモミールをホホバオイルに薄めて首に塗ると症状が緩和し
　ます。

＜頭がぼーっとする時＞
・強壮刺激作用や神経刺激作用のあるレモン、ローズマリー、カンファー、ペパー
　ミントのいずれかをティッシュなどに落とし直接吸入します。

＜喉が痛む時＞
・抗菌作用のあるティートリー、ユーカリラジアタ、ゼラニウムなどでうがいをし
　たり、首に塗ってマッサージをします。

＜鼻のかみすぎなどで肌がかさつく時
・抗菌作用のあるラベンダー、新陳代謝を促進するゼラニウム、皮膚のトラブルを
　緩和するローズウッドで患部をマッサージします。

花粉症に効果がある精油は　他にも多くあります。それらの中から自分の好みや体
調に合う香りを選び、楽しみながら症状を緩和していくことがアロマセラピーの
目的といえます。